2024年度「第32回 住居の会総会」のご報告
去る7月13日、2024年度住居の会総会が行われました。
【日時】7 月13 日(土)第1部 13:00~
【場所】日本女子大学 新泉山館 大会議室 及びZoom
第1部 13:00~
1) 開会
2) 学内幹事 井本佐保里先生のご挨拶
3) 学内幹事 植田瑞昌先生のご挨拶
4) 会長挨拶
<大学の様子>
・今年は建築デザイン学部建築デザイン学科が開設されたという節目の年となりました。
・JWU GO→グローバルな学びの機会を増やそうという取り組みが始まっており、短期留学、TOEFLなど国際的な素養を身に着けるカリキュラムを充実。
・今年から「寄付講座」が4講座開始。英語で一般教養を実施。4つのうち2つが建築コンテンツで「持続可能な社会と建築デザイン」は木下会長がコーディネーターを務める。
<住居の会の取り組み>
2024年度、建築デザイン学部建築デザイン学科が発足。この母
5) 議案1:2023 年度 事業報告、決算報告、会計監査報告
97号会報を元に報告、説明、拍手をもって承認されました。
6) 議案2:2024 年度 事業計画、予算
97号会報を元に報告、説明、拍手をもって承認されました。
<今年度の予定>
今年度はCOMPASS(学生による先輩のインタビュー誌。大学が刊行)への協力、企画の充実、情報発信の充実(メールマガジ等)を継続。学生も住居の会に準会員登録し、参加いただける体制に。
コロナをしのぎ対面が可能になったので、コアメンバーでの懇親会など積極的に増やしつつ、係の仕事の軽減化も考える。奨励賞、林雅子賞などは継続。
<その他>
・住居の会名称
建築デザイン学部が新設されたがしばらくは家政学部住居学科が併走する。
会員アンケートの結果などを踏まえ、変更しない方向で承認。
・奨励賞の選定
社会的に素晴らしい活動をしている方が沢山いるが自らの応募が少ない状況。
コアメンバーや回生幹事各自が奨励賞に相応しい活動を探し推薦して選ぶ方法も導入したい。情報があれば執行部迄連絡。
第2部 13:40~
1) 第25 回奨励賞報告
2) 奨励賞受賞者のプレゼンテーション
『住まいから街へ、街にコミュニティを広げる空間設計と活用の実践』
木戸 扶紀子さん(44 回生)
個人が所有する集合住宅からまちにひらいていくことはできないか、という「十色ハウス」の取り組みを紹介。
コーポラティブハウス(お施主さんが組合をつくって土地を買い、集合住宅にする)に関わり続け、コミュニティを広げていく活動に至っている。大家住戸+賃貸住戸計10戸を「ろじにわ(路地庭)」を活用しながら周辺環境が大きく変わらないように設計。その手法はイタリアの「カンポ」をイメージ。
視界の抜ける門とすることで、まちにつながり、「まちの風景にはみ出していく」ことで見守りの効果も生まれている。
また「暮らしつづけられるまち」とはどういうものかオーナーと考え始め、マルシェを開催。実際にマルシェをしてみると、居住者の方への配慮をオーナーがしてくれる。「暮らし続けたいまちになっている」と感じている。
<感想>設計前も設計後も積極的に人々の生活に関わっていらしゃる姿が印象的でした。広がった空間でのマルシェの和やかな雰囲気や、シニアの方がお買い物していらしゃる写真にもほっこりさせていただきました。明るく、暮らしやすい街づくり、これからも応援しています。
3) 第26 回奨励賞募集について
住居の会ホームページから応募、推薦。
締切:2024年9月30日必着。
4) 第22 回林雅子賞報告
5) 林雅子賞受賞者のプレゼンテーション
『 シュルレアリスムとシェアハウスー日常の中に夢を見るー 』
今井 祐伊さん
<感想>シュルレアリスムの手法、例えばデペイズマン・・・初めて聞く言葉に会場も戸惑いながら、意外な組み合わせや、本来あるべきところではない場所に作られた空間など、プレゼンを見てだんだん理解が深まりました。
シュルレアリスムを設計手法に結びつけたこと自体、面白く斬新!夢の中のような提案はみずみずしい感性でした。また、それが空間の豊かさや可能性の広がりを感じられ、興味深い作品でした。副会長の井上さんからは、実際の模型がとても魅力的で、皆さんにも見てほしかった。というコメントがありました。次回の林賞は是非会場へ!
今井さんは現在は大学院に進学し、宮研究室で引き続き学ばれているとのこと。これからも頑張ってください。
6) 第23 回林雅子賞について
2025年2月15日(土)開催
選定委員長に、魚谷繁礼氏、
秋までにはお知らせする予定です。
第3部
図書館の自由見学の他、そのまま会場で懇親を深められる方も多数おられました。
先生方をはじめ、ご準備、ご参加いただいた皆様お疲れ様でした。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
2024年7月 総務、広報