第20回住居の会奨励賞
平野亜紀子さん(36回生)
*平野さんは写真左端
2018年度住居の会奨励賞は平野亜紀子さん(36回生)に決定いたしました。受賞された平野さんには、2019年7月(予定)の総会にて、講演をしていただく予定です。
平野さんの活動のテーマは、赤い椅子プロジェクトを通して「実体験を通じた繋がりと、意識の上での繋がりをきっかけとした、コミュニケーションの創出と、社会的課題の解決」することです。
平野さんはサポートメンバーとして、活動の様々なシーン、適所において、相談役、イベントサポート等を行われています。各メンバーの本業は建築設計、建設コンサルタント、地域まちづくり活動主催者など年齢も経験も様々であるため、平野さんの本業で培ったスキルと経験により、「赤い椅子プロジェクト」の活動において他団体との交渉等がスムーズに進められるようにバックアップをされています。
活動の背景と目的
赤い椅子プロジェクトは、次の三点に着目した活動をしています。
①高齢化社会における、移動時の休憩場所確保の困難
②特に地域密着型小規模店舗を中心としたまちづくりの困難
③大量消費社会における環境負荷の増大。
これらの3つの課題を「赤い椅子」を設置することで解決することを目指しています。
① 街なかに「ちょっと腰を下ろせる場所」を点々と設けることにより、歩きやすい街を作り出す。
②思い出の椅子を寄附する人、赤く塗る人、設置する人、座る人等々、様々な人々の緩やかなつながりを創出することにより、 店舗で働く人と、そこに訪れる人との距離が特に近い小規模店舗を中心として、赤い椅子をきっかけとしてコミュニティーを生み出す。
③街の人が使用していた椅子を街中で引き継いでいくという行為は、椅子の再利用による環境負荷の低減につながり、地球環境について、 取り分け循環型社会への意識の鮮明化につながる。
*画像をクリックするとPDFが開きます。
選考結果
○奨励賞決定 平野亜紀子さん テーマ 赤い椅子プロジェクト http://akaiisu.red/
その他の応募者(アイウエオ順)
永峰麻衣子さん テーマ 吉田村プロジェクト http://www.yoshidamura.net/
井上明日香さん テーマ 地域に寄り添った健康で持続可能なくらしづくりhttp://kyodo.atelier-inoue.jp/
今年度は3つの応募がありました。他の2つの活動もたいへん素晴らしい活動でした。応募された皆様の今後ますますのご活躍を心より期待しております。