2025年6月14日【52間の縁側見学会】のご報告

6月14日に 山﨑健太郎ワークショップが設計を手掛けた
デイサービス施設「52間の縁側」の見学会を行いました。

当日は 学生さんや若い会員、また会員のご家族も含めて、
10代から80代まで26名が参加での見学会となりました。
敷地内に入ると、そこは、長い縁側の建物と自然な庭の融合した環境が、
なんだか懐かしいようなほっとする心地よい場所でした。
スタッフの鈴木さんから施設の運営や今までの流れなどのお話を伺って、
通常の施設とは違う、老人も子どもも動物も、全てを包み込む場であることに、
感銘を受けました。

「ごちゃまぜケア」と表現され、ケアされる老人だけでなく、ケアする人や、
訪れる人、皆に居場所を提供する場であることにとても共感を覚え、
また、このような場での縁側の良さも納得できました。

当日も、学生さんや子ども達が来ていて、また、私たち見学者も快く受け入れてくださる施設の在り方は、
閉鎖的な施設が多い中で、いろいろなことを気付かせてくれる見学となり、
参加者達にとってこの体験は、今後の設計の仕事や人生を考える糧になったことと思います。

このような開かれた介護の考え方と、それをよく理解し、
その思いを具現化する設計をされた山崎氏の設計はとても貴重なものと感じました。

今回は、山﨑健太郎氏が2023年度の林雅子賞の選定委員長をしてくださったことで、
この見学会が開催できたご縁に感謝致します。

参加者のアンケートもご覧ください。

52間の縁側 見学会アンケート集計

企画係 小林