2月21日(土)、日本女子大学新泉山館1階大会議室において、選定委員長に槇文彦氏、選定委員に北山恒氏、橋本都子氏をお迎えして、第13回林雅子賞選定会が行われました。
今回の応募総数は13作品。まずは見学者約80人の見守る中、やや緊張した面持ちの応募者13人全員のパワーポイントによるプレゼンテーションが行われました。次に、模型を前にして、選定委員の先生方の質疑を交えながら、具体的な設計内容について応募者各々の思いを伝えました。北山氏の厳しい指摘に緊張の高まる中、懸命に言葉を探し自分の思いをなんとかを伝えようとする応募者の姿が非常に印象的でした。その後一次審査で6作品に絞られ、さらにそこから選定委員各が2票ずつ投票。3票、2票、1票をそれぞれ獲得した3作品が残り、そのうち、選定委員3名全員から得票した作品が林雅子賞に決定されました。選定委員特別賞もこの投票で得票した残りの2作品がまず選ばれ、最後に北山氏が1作品を選び、すべての賞が決定されました。
- 林雅子賞 箕輪 久子(ミノワ ヒサコ)さん
「みつめ、考えるための建築-人々が行き交うホームの上に-」 - 槇文彦選定委員特別賞 徳重 早織(トクシゲ サオリ)さん
「輻輳都市2M(ふくそうとしにめが)」 - 北山恒選定委員特別賞 石塚 真菜(イシヅカ マナ)さん
「都市の隙間」 - 橋本都子選定委員特別賞 中村 紗樹子(ナカムラ サキコ)さん
「公民家“久保のおばあちゃんち”-山口県下松市来巻古民家の改修・活用計画‐」
長時間にわたる選定会でしたが、ご協力頂きました多くの皆様に心より感謝申し上げます。特にお忙しい中、選定委員長を務めてくださった槇文彦氏はじめ、北 山恒氏、橋本都子氏の選定委員の方々には、応募者それぞれに対し、鋭い観察眼で厳しくも温かいアドバイスを多数頂戴いたしました。厚く御礼申し上げます。 また住居学科の先生方をはじめ関係者皆様のお力添えにもこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
詳しい記事は林雅子賞のページにアップ予定です。ご期待ください。
(文責:HP係矢頭順子)