2016年1月25日(月)に建築散歩第3弾 「勝どき・晴海地区散策と清水建設技術研究所」見学会が開催されました。
当日は冬らしい抜けるような青空の快晴。気温は低くのんびりと散策を楽しむというわけにはいきませんでしたが、中央区文化財サポーターの黒野様、岸本様(32回生)にご案内いただきました。2020年オリンピックに向けて、激変していく勝どき・晴海地区の歴史を交えた話に耳を傾け、懐かしんだりその変貌ぶりに驚愕したりと、楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。
当日の散歩ルート(資料-中央区文化財サポーター協会より提供)
「築地大橋」
昨年5月に架設が完了したばかりの新しい橋。東京都市計画道路幹線街路環状第2号線で築地と勝どきがつながるそうです。
「東陽院」
江戸時代の大ベストセラー「東海道中膝栗毛」の作者、十返舎一九のお墓がある。入り口にある碑には、有名な辞世の句が刻まれている。
「朝潮小橋」
朝潮運河にかけられた自転車と歩行者専用の橋。高層ビル群の明かりが瞬く夜景はまた格別。
「ほっとプラザ晴海」
温水プールや屋外ジャグジーなど多彩な設備をもつ健康増進施設。
屋上からはオリンピック選手村を眺望できました。
その後、可動式防潮壁・国際見本市会場跡と続き、当時のエピソードを加えたお話を伺いながら日本万国博覧会事務局棟跡を廻りました。
「晴海トリトンスクエア」
ビジネス、ショッピング、住環境が調和した複合施設。
東京市庁舎建設予定地跡だったのですね!
昼食の「もんじゃ焼き」を挟んで、午後からは清水建設(株)の佐藤様(33回生)のご紹介で営業本部の木村様にご案内いただき、最新技術開発の本丸である技術研究所を見学させていただきました。
ここからは写真撮影禁止です。普段なかなか見ることができないスーパーゼネコンの技術の心臓部へ(ドキドキ)
制震システム(6本の独立柱赤い柱頭免震構造がおしゃれに感じます)、ハイブリッド構造システム、本社ビルで採用中の省エネ・CO2削減のスマートワークプレイスなどの最新技術の粋を、社員の方々(住居OGも)の丁寧な説明を受けながら見学してきました。
また、実体験として、館内を巡っている風洞実験装置を使った風速体験にはビックリ!よく台風の時に耳にする「風速30m/h」とは息ができない位強い風なんだ、、、と全員で納得!
さらに、歴史展示室では各分野の職人技の凄さにただただ感心させられました。最後に代々木第1体育館の施工当時の貴重なビデオも鑑賞させていただき、当時の人々の「ものづくり」に対する強い情熱を感じ、多くのエネルギーをいただいた気分になりました。
本日は朝早くから、午後遅くまで盛りだくさんの内容で、参加された皆さまお疲れさまでした。また、勝どき・晴海地区をご案内いただいた黒野様、岸本様、寒いなか本当にありがとうございました。さらには、清水建設の木村様、技術研究所の皆さまにも、お忙しいところありがとうございました。(記、写真:HP係)
ランチ時は「月島-もんじゃ焼き」