2016年度住居の会総会が開催されました

IMG_62992016年度住居の会総会が7月9日(土)新泉山館にて第24回住居の会総会、第17回住居の会奨励賞、第14回林雅子賞報告会が開催されました。

最初に学科長石川孝重先生のご挨拶が、女子大目白キャンパスの状況を含めてありました。続いて定行まり子先生から、女子大通信教育課程のご案内などのお話をいただきました。
また、当日のサプライズゲストは小川信子先生。先生の米寿を祝う会の発起人のお1人である藤井さん(28回生)の説明に続き、小川先生のご挨拶(小川ブシ♪健在)がありました。

続いて「第一部」
以下の議事の報告と決議が行われました。
第1号議案 2016年度住居の会コアメンバーの紹介
第2号議案 2015年度事業報告
会計報告/会計監査報告
第3号議案 2016年度事業計画
予算計画/監査紹介
全て、拍手をもって承認されました。

休憩をはさんで「第二部」
スライドを使用した、奨励賞、林賞の受賞者の方々の報告会が開催されました。

第17回住居の会奨励賞報告
【NPO法人高齢社会の住まいをつくる会 吉田紗江子さん(16回生)】
活動を始めるきっかけになったのは、1964年東京パラリンピック。それ以降バリアフリーの運動を続けている。
2000年に導入された介護保険制度により、高齢者の住まいのあり方が認識され始めたが、今後も多くの方々に住まいの重要性を説き続けていきたいとお話くださいました。
その後、質疑タイムではバリアフリーの考え方にたいする質問が相次ぎ、皆さんの興味の高さを感じました。
【コドモチョウナイカイ 式地香織さん(45/院18回生)】
以前子供建築塾で、小学生以下のもっと小さい子供たちと社会性を考えるプログラムを作れないかと思ったことが発端。拠点をSHIBAURA HOUSE(妹島和世氏設計)におき、ワ-クショップとオープンスタジオの2つのプログラムを年間で実施。2016年のテ-マは「わくせいSHIBAURA」、ワ-クショップの様子をスライドで紹介していただきました。その時々のイベントはFacebookに案内、報告を掲載していくそうです。
質疑で活動資金はどのようにして?など現実的な質問も出て、厳しいけれど徐々に賛同してくれる方も増えてきているし、プログラムも良いものが出来てきて手応えを感じているとお話くださいました。

◎第17回住居の会奨励賞、詳しくはhttps://jyukyo.net/encouragement-award/2106/

第14回林雅子賞受賞者のプレゼンテーション
【林雅子賞 武田基杏さん】
武田さんは女子大の大学院に進まれ、現在いくつかのプロジェクトに携わり、より実践的なことを学んでいるところ。
海外のコンペに提出するために、英語と格闘中との近況を話してくださいました。
【竹山聖選定委員特別賞 小黒目香里さん】
東京芸術大学に籍を置き、小淵沢の街づくりに関わっていると近況を報告。
やはり海外コンペ応募のため英語の勉強をしているそうです。

◎第14回林雅子賞、詳しくはhttps://jyukyo.net/news/info/2419/

発表の内容が皆さんすばらしく、質疑も多々あり、その後予定されていた茶話会は
やや時間切れになってしまいましたが、とても充実した時間を過ごすことができたと感じました。
出席された皆さま、長時間大変お疲れ様でした。

(記:HP係 撮影:会報、HP係)