山田初江先生設計「吹き抜けのある家」を見学してまいりました。
2017年10月14日、37回生の清田さんよりお声かけ頂き、湘南に建つ山田初江先生設計の「吹き抜けのある家」を見学させていただきました。
1959年に竣工したのち、施主ご家族に愛され、増築を繰り返してきた住宅を、この度山田先生設計当初の姿に減築して耐震改修されたものが完成したということでの見学会でした。現在は施主の方のお孫さんご家族が住まわれています。三代にわたって愛され住み継がれるお住まい、素敵です。
広いお庭に面して、気持ちのよい空間が再現されていました。昭和の木造建築を見ると、設計も素晴らしいですが、それに応えて工夫して施工されていた様子がよくわかり、昭和の職人さんの心意気を感じます。今回の減築改修も色々なご苦労があったと思いますが、それに応える施工会社の方も素晴らしいと思いました。
昭和の建築の三原則ともいえる、吹き抜け、スキップフロア、トップライトが実現している名作だと思います。
気持ちのいいダイニングの正面には見事な桜の大木があり、春はさぞ眺めのよいことでしょう。
竣工時掲載雑誌コピーPDF