第13号 山口 都 (28回生)

labyrinth_l題名 「ラビリンス」 キャンヴァス 油彩 227×162cm
新制作展 日本女子大学成瀬記念館蔵

在学当時、「絵画デッサン」の授業を担当していらした荻太郎先生から大きな影響を受けて、絵の道を目指す事になりました。一旦は建築と離れてしまったのですが、再び、絵の中で都市や建物がテーマとなり、ここ20年ほど、この都市シリーズを続けています。イメージ・ソースはイタリアの古い町や広場、建物などですが、どこかで見たことのあるような、でも実際にはどこにもない町を、自由に創造していけたらと思っています。
山口 都(23回生 画家・新制作協会会員)

作 家 略 暦

在学中より朱葉会展に出品、以後毎年出品(東京都美術館)
日航賞(’87)、東京都都知事賞(’93)、文部大臣奨励賞(’96)、会員賞(’04)など受賞

1973日本女子大学住居学科卒業
1980~新制作展に出品(東京都美術館、京都、名古屋、広島を巡回)、
新作家賞受賞('93、'94、'95)
1980ブルガリア建国1300年記念国際展に招待出品(ブルガリア美術連合主
催、ブルガリア・ナショナル・ギャラリー、ソフィア)
1989 第32回安井賞展に入選(財団法人安井曽太郎記念会、毎日新聞社、西武美 術館主催、西武美術館、高松市美術館などを巡回)
1992日本女子大学成瀬記念館絵葉書原画制作('94、'99)
1993ホテル・アリマックス(渋谷)エントランス・ロビーのタピストリー原画制作
1994第28回文化庁現代美術選抜展に招待出品(文化庁主催、郡山市立美術館など巡回)
第1回「感動する人と自然大賞展」にて優秀賞受賞
1995「日本女子大学住居学科絵画デッサン教室の現在まで ――荻 太郎と亀本信子・山口 都展」がひらかれる。
(日本女子大学成瀬記念館主催)
1997第40回安井賞展に入選(セゾン美術館、島根県立博物館などを巡回)
1997
~98
平成9年度文化庁派遣芸術家在外研修員として渡伊、1年間フィレンツェ に滞在
個展(銀座・ギャラリー・オカベ、「記憶の都市―山口 都展」、池袋・西武、銀座・光画廊など)、その他グループ展
現在
新制作協会会員、朱葉会理事、日本美術家連盟会員
日本女子大学住居学科講師

(敬称略)